ICT技術で行政を変革できる地域科学研究所

“公共団体が抱える課題は多岐にわたります。特に地方公共団体になると、なかなか解決できないことも出てくるでしょう。ニーズが複雑になってくるだけではなく、解決策が見いだせないといった問題もあるからです。地域科学研究所は、ICT技術によって問題解決を提案していくだけではなく、さまざまなシステム設計から構築、メンテナンスといったことがおこなえるようです。住民サービスとして、高いレベルにするだけではなく、効率化を強力に推し進めていくことが可能なのだそうです。

地域科学研究所の持つ技術のひとつとして、GISが存在します。地理情報システムの略ですが、地図情報を管理分析することができるシステムです。地域科学研究所は不動産鑑定事務所からスタートした企業ということで、こうしたシステムも有効に活用できる技術を持っていることが見て取れます。関連づけた情報を共有することもできるようになっているということで、土地情報を有効に活用することができるのでしょう。

GISが活用できる場面はいくつもあるのだそうです。地域科学研究所が、災害危険エリアなどの情報管理にも使えるのもそのひとつのようです。地域の中で、どんな情報があるのかを管理していくことによって、俯瞰してハザードマップなどの作成をすることが可能なのだそうです。自治体の業務として考えたときに、避難経路の策定などにも役立つといいます。地域科学研究所では GIS情報に水道や空き家といった情報も入れていくことによって、もっと精細な情報をつくり上げていくことができるようです。それらの情報を特定部署で抱えてしまうのではなく、共有もできるようになれば、コストも減らすことができ、効率的な運用にもつながっていくといわれています。より良い公共サービスの提供という部分で大きな役割を持つでしょう。

地域科学研究所がアプリなどでGPS情報を汲み上げることによって、現地調査にも活用できるようになるでしょう。情報の確認を進めていくだけではなく、写真撮影といったこともタブレット端末を持っていくことができるようになります。伝票の出力などもタブレットからおこなえるようになるのを考えたときに、さまざまなデータとの同期も進めれば、管理は格段にしやすくなるはずです。持ち運べることが非常に高い価値を生み出します。高いレベルでの情報分析に活用できるようになっていくのですから、地域科学研究所がもたらすICT技術は、行政にとって大きな変革となって表れるようになるでしょう。

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